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裁判員制度センター

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模擬評議の実施レポート<令和7年6月16日 新渡戸文化高等学校>

当センターは、下記の要領で、裁判員裁判の模擬評議プログラムを実施して参りました。

【日時(講義時間)・場所】
・令和7年6月16日(月) 14:20~16:10(110分)
・新渡戸文化高等学校

【派遣講師人数】
・2名

【対象・実施方式】
・高校3年生 約20名
・まず、刑事模擬裁判に関する裁判劇DVDを鑑賞し、5名を1グループとして4グループを編成し、各グループでの模擬評議を経た上で、各グループによる模擬評議結果の発表及び担当講師による講評を実施しました。

【実施概要】
・殺意及び正当防衛を題材とする事案(201号法廷)について、裁判劇DVD鑑賞及び各グループに分かれての模擬評議を行い、各グループによる模擬評議結果の発表及び担当講師による講評を行いました。なお、正当防衛については時間の都合上、検討対象から外しました。
・各グループによる発表に際しては、各論点(殺意の有無)の評議の結果と、そのような結果とした根拠となる事実を述べてもらいました。
・どのグループも直感的に殺意の有無について意見が出るものの、根拠となる事実(証拠)を用いて評議することには困難を覚えていました。また、担当講師が各グループの評議中に「この事実はどう思うかな?」等と意見を求めると、事実を用いて意見を出せるようになり、議論を深めることができました。
・どの学生も想像力を働かせて、「○○だと思う」と意見を出しており、評議に真剣に取り組んでくれました。
・講評では、ある一つの事実に対して、見方(評価)は複数あるということ(正解はないということ)、裁判員裁判では、こうして一人一人の異なる価値観や意見を反映させることが大切であるという話を伝えました。
・余談ですが、授業後、下校中の学生らが、「私はやっぱり殺意があると思う」、「殺意の有無はどっちだったんだろう」という会話をしており、授業に興味を持っていただけたかと思います。

【備考】
当センターの派遣講義では、可能な限り、ご希望に沿ったプログラムをご用意させていただいておりますので、講師派遣をご希望の際は、お気軽にご相談ください。
以 上

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